「G-project」とは…

2011年3月11日午後2時46分。彼女は勤務先の福島第一原発所にいた。

 

今、ここ群馬県で避難生活を送りながら活動している

シンガーソングライター・牛来美佳がいる。

2017年3月31日をもって一部の区域を除き浪江町が解除となったが、まだまだあの日のままの景色が残ったまま人が潤うほどの環境が現実に復興していない。それでもいつかまた、故郷浪江の空を取り戻したい一心で、彼女はしっかり前を向き一歩一歩進んでいる。

 

シンガーソングライターとして日本各地で精力的に活動している傍ら、

2013年 (公社)太田青年会議所が主催する事業で、あたり前の大切さから学ぶ地域貢献プロジェクトに賛同し、協力アーティストとして曲を提供。

2015年 コミュニティーラジオFM太郎で自身の番組「いきなし!Go Light!!」を開始。

2016年 群馬テレビの番組「ニュースeye8」のエンディングテーマソングを提供。

また、これまでに4枚のアルバムを制作し完成させている。

 

 彼女の活動は年々広がりを見せてるものの、彼女を知らない人は世の中にまだまだ沢山いる。牛来美佳の故郷への想いと、強い決意から発信されるメッセージは、一度聴けば誰しも心を揺さぶられる。自身の代表曲に「いつかまた浪江の空を」と言う楽曲がある。2015年3月11日にyoutubeで音源を先行公開した。音源の中には本来、浪江町内に全6校あった小学校の内、当時避難先の仮校舎で合同開校された2校に通っていた全校生徒たった21名の子どもたちと歌った歌声も収録されており、受け継がれて行くように広がって行く楽曲であることを願いとしている。一人でも多くの方に、牛来美佳という存在やその活動から、もっと福島に目を向けて欲しい。まだ何も終わっていないことを感じて欲しい。

  心と心を繋ぎ未来に向かって歩き続けるために。

    このプロジェクトが今、始動する。

                                      --- Gプロジェクト 実行委員会 ---